魔法のようなマーケティングの手法なんてありません!?

魔法のようなマーケティングの手法なんてありません、と思いますね

やれば驚くような結果が出るのではと期待される向きがありますが、言葉を選ばずに言えば、天気予報に似ているんです。
こうすればこうなる、こうなるだろうなってことは大まか予測がつくんです。
逆にこの手では効かない事ぐらいは結構見えます。

で、実際はと言うと、ズバリ当る場合と今後積み重ねが必要であると判断すべきとの2つの回答が出ます。
前者で喜んで頂けるのは嬉しいのですが、後者の場合です。

多くの経営者は、辛抱強く次善の策、更なる名簿の活用などの策をナカナカ執ろうとしません。これは勿体ないんです。
継続は力なりで、投じたDMなりチラシの何が拙いかの検証すら出来ないのです。
検証するには小規模のテストマーケティングです。これを繰り返す事で正解が浮かび上がってきます。これが正当な営業努力であると確信しております。


例えばです。
酒販界に冠たるサントリー社があります。
ここはご存知のようにウイスキー圧倒的なシェアを誇り、CMでも様々な賞や評価を得、マーケティングにおいても優れた企業として知られております。

このサントリーの果敢な苦闘がビールです。
最後発で臨んだビール。
ウイスキーで培った商品開発力、マーケティング、販売網、圧倒的な知名度にブランド・・・別に心配事なく参入しそのまま上位を脅かすかと思えばさにあらず。
昭和38(1968)年に参入し、今年初めて3位のサッポロを抜いたようです。
約40年です。
天下のサントリーの凄いところは、この執念と、飽きずに続けられたこのビールで使われたあらゆるマーケティング手法です。

いいですか!
天下のサントリーをしてこの姿勢です。
1発、2発の企画で萎えていたのでは先は見えません。
モンギリ型ではない様々な手法を講じて、ライバルに迫り抜き去る快感がマーケティングの醍醐味です。

ゆめゆめお忘れなく、精進あるのみです。

私共、中小企業支援会では、中小企業の可能性を現状から過去に溯り最大限に素晴らしさを掘り起こし、疲れる事なくコストを抑えてお客さんと納得ずくのより良い販売環境をつくるお手伝いを旨としております。